未払金とは?建設業でよくある具体例と仕訳方法をわかりやすく解説


未払金とは?

未払金とは、

商品やサービスを受け取っているものの、まだ代金を支払っていないお金

を管理するための勘定科目です。

例えば、

  • 工具を購入した
  • パソコンを購入した
  • 会社のクレジットカードで備品を購入した

このように、代金は後日支払う場合に使われます。

つまり、後で支払う予定のお金

を一時的に記録しておくための勘定科目だと思えば大丈夫です。


建設業ではこんな場面で使います

建設業では、例えば次のようなケースで未払金を使います。

  • 会社のクレジットカードで工具を購入した
  • 現場用の備品を購入した
  • パソコンやプリンターを購入した
  • 社用車の修理代を後払いにした
  • コピー機などの事務機器を購入した

意外と登場する機会は多い勘定科目です。


クレジットカードで工具を購入した場合

例えば会社のクレジットカードで工具を11,000円購入したとします。

購入時

借方貸方
消耗品費 11,000円未払金 11,000円

まだ銀行口座からお金は出ていません。

そのため、「カード会社へ支払う義務」が未払金になります。


カード会社から引き落とされた時

借方貸方
未払金 11,000円普通預金 11,000円

未払金を消すことで、支払いが完了します。


買掛金との違いは?

ここが一番混乱しやすいポイントです。

簡単にいうと、

営業活動で発生した後払いかどうかで考えるとわかりやすくなります。または、継続的な営業取引で発生するツケ払いのような感じ?

未払金買掛金
営業活動以外の後払い営業活動の後払い

営業活動って何よ?となりますよね。具体的に、例えば建設会社なら、

買掛金になるもの

  • 建築資材
  • クロス
  • 石膏ボード
  • 木材
  • 配管材料

など、工事で使う材料を仕入れて後払いにした場合です。ただ、木材なんかは少ししか使わないよという場合、ホームセンターで買っちゃうという事ありますよね、カードとかで。その場合は未払金でよいと思います。

私個人としては問屋さん・専門業者さんなど直接契約をしてやり取りしている場合買掛金としています。


未払金になるもの

  • パソコン
  • 工具
  • 作業服
  • コピー機
  • 社用車の修理
  • クレジットカード利用

こちらは工事の材料ではなく、会社で使う設備や備品などになります。


よくある未払金の仕訳例

工具を購入した

借方貸方
消耗品費未払金

パソコンを購入した

借方貸方
工具器具備品未払金

※10万円以上などの場合は固定資産になることがあります。


社用車を修理した

借方貸方
修繕費未払金

現場用ヘルメットを購入した

借方貸方
消耗品費未払金

よくある間違い

買掛金と未払金を混同する

「後払いだから全部買掛金」と考えてしまうケースがあります。


引き落とし時にもう一度経費にする

クレジットカード払いでは、

購入時にすでに経費計上しています。

引き落とし時は、

借方貸方
未払金普通預金

だけになります。

ここでもう一度経費にすると、二重計上になってしまいます。


未払金は「あとで支払う約束」を記録する勘定科目

難しく考えなくても、

「まだ払っていないけれど、あとで支払うお金」

これを記録するのが未払金です。

この考え方がわかると、クレジットカード払いだけでなく、後払いの取引もスムーズに理解できるようになります。


まとめ

未払金は、会社で使う備品や設備などを後払いで購入したときによく使われる勘定科目です。

ポイントをまとめると、

  • 商品やサービスは受け取っている
  • 支払いはまだしていない
  • 後日支払うまで未払金で管理する
  • クレジットカード払いでもよく使われる
  • 材料の仕入れ(問屋さんなどから)なら買掛金、備品などなら未払金

こんな感じで覚えておくとわかりやすいかと思います。

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