見積書とは?
見積書とは、お客様へ工事内容や金額を事前に提示するための書類です。
建設業や内装業では、契約前に見積書を作成することが一般的で、お客様が工事内容や費用を確認する重要な資料となります。
また、工事後のトラブルを防ぐためにも、工事項目や数量、単価などをできるだけ具体的に記載しておくことが大切です。
お客様が素人だから何のこと言ってるかどうせわからないから書かないという人がたまにいますが、トラブルの元なのでやめた方が良いと思います。
見積書に記載する主な項目
建設業の見積書には、次のような内容を記載するのが一般的です。
- 見積書番号
- 発行日
- 宛名
- 工事名・件名
- 工事場所(現場名)
- 見積金額
- 工事項目
- 数量
- 単位
- 単価
- 金額
- 有効期限
- 支払条件
- 発行者情報(会社名・住所・電話番号など)
必要に応じて、備考欄へ工事条件や追加工事の取り扱いについて記載しておくと、後々の認識違いを防ぎやすくなります。
見積書の記載例
見積書は、お客様が一目で内容を理解できるよう、できるだけ分かりやすく作成することが重要です。
例えば、工事項目を「内装工事一式」とまとめてしまうよりも、
- クロス張替工事
- フロアタイル施工
- ソフト巾木施工
- 養生・清掃
のように具体的な項目ごとに記載した方が、見積内容が伝わりやすくなります。
建設業の見積書を作成するときのポイント
工事項目は具体的に記載する
後から「この工事は含まれていると思っていた」といったトラブルを防ぐためにも、工事項目はできるだけ具体的に記載しましょう。また、わかるものは材料のメーカーや品番・定価もうちの会社は書くようにしています。 さすがに副資材関係(養生テープとか糊とか)までは書きませんが、例えばキッチン交換をするのであればキッチンの型番・シンクやガス台・吊戸棚などそれぞれ記載します。
その方がお客様も安心されると思います。
有効期限を記載する
材料価格や人件費は変動することがあります。
そのため、
「見積有効期限:発行日より30日間」
など、有効期限を記載しておくと安心です。
特に最近は見積書有効期限は短めに設定しておくことをお勧めします。なぜならご存じかとは思いますが、各所で起こっている紛争がらみの原材料価格の高騰で、頻繁に値上げの通知届いていると思います。今日出した見積書の内容で3か月後に工事お願いといわれると利益がほぼゼロ!!なんていう事も本当に起こりえますからね。大きな工事だと赤字もあり得ると思いますね、冗談抜きで。
お客様は悩みたいでしょうし、大きな工事だとそんなにすぐに答えを出せないよ・・・という気持ちもわかるのですが、丁寧に事情を説明して、期限を過ぎた場合・すべてではないですが、もしその間に値上がりしているものがあれば金額が変わってしまう可能性がありますとお伝えすればたいていのお客様はわかってくださるのではないかなと思います。
別途工事がある場合は明記する
見積書に含まれない工事がある場合は、
「電気工事は別途」
「追加工事は別途見積」
など、備考欄へ記載しておくことをおすすめします。
これはうちの会社がよくあります。 壁を壊して建物の内部を見てみないと詳しい状況がわからないとか、修理で直るかどうかはやってみないとわからない、直らなければ交換しか手がない などという時にその旨をわかりやすく記入しておくようにしています。
そして重要なのは、追加工事が発生した場合、作業をする前に必ずお客様に連絡をし、別途見積をお出しして金額を確認して頂くことが重要ですね。
見積書はインボイス制度対応が必要?
見積書自体は、請求書や適格請求書のようにインボイス制度で定められた記載事項を必ず満たす必要はありません。
しかし、後でテンプレートを見ていただくとわかると思いますが、うちの会社は見積書にも登録番号を記載しています。
登録番号や発行者情報を記載しておくことで、お客様にとって分かりやすく、請求書との整合性も取りやすくなります。お客様によっては、インボイス登録事業者に頼みたいなと思っている方もいらっしゃいますので、見積の段階で番号を記入すればこの会社には頼んでも大丈夫だなと思っていただけます。
将来的な運用を考えても、登録番号を記載できるレイアウトにしておくと便利です。
無料テンプレートをダウンロードできます
建設Office Labでは、建設業・内装業で使いやすいExcel版の見積書テンプレートを無料で配布しています。
工事項目や数量、単価を入力するだけで、そのまま見積書として利用できるシンプルなレイアウトです。
ぜひ日々の業務にお役立てください。私が個人で自分が所属する会社のために作って使っていたものですので、おかしなところがあったら本当にごめんなさい。別で配布している請求書のテンプレートとほぼ同じです。
見た目はこんな感じです↓↓

書き方例として、〇〇や▲▲などで記載されている部分(会社名やインボイスの登録番号など)はご自身の会社名・屋号・住所など入れてご自由にお使いください。備考欄に使う材料のメーカーや品番などを記入するとよいと思います。
住所や電話番号欄のあたりに角印を押すとよいと思います。角印もデータにして住所などを透かして本当に印鑑を押しているようにすることもできます。
文字の大きさ等もご自由に変更してお使いください。
まとめ
見積書は、工事内容や金額を正確に伝えるための大切な書類です。
見積内容を分かりやすく記載しておくことで、お客様との認識違いを減らし、スムーズな契約につながります。
建設Office Labでは、今後も建設業で役立つテンプレートを順次公開していきます。ぜひあわせてご活用ください。
請求書のテンプレートは↓の記事からダウンロードできます。


