雑費とは?建設業では何を雑費にする?経費になるものをわかりやすく解説

「これって雑費でいいの?」と迷ったことはありませんか?

経理をしていると、

「どの勘定科目にしたらいいかわからない…。」

そんな支払いが出てくることがあります。

そのとき、つい何でも「雑費」で処理したくなるかもしれません。

結論から言うと、雑費は「どの勘定科目にも当てはまらない少額の経費」を処理するための勘定科目です。

便利な勘定科目ですが、何でも雑費にしてしまうのはおすすめできません。

この記事では、建設業で雑費になりやすいものや、逆に雑費にしない方がよいものをわかりやすく解説します。


雑費とは?

雑費とは、ほかの勘定科目に当てはまらない少額の支出を処理するための勘定科目です。

例えば、

  • 少額の手数料
  • ちょっとした備品
  • 一時的に発生した費用

などが該当することがあります。

つまり、「何かわからないから雑費」ではなく、

金額が小さく、ほかに適切な勘定科目がないもの

というイメージです。


建設業で雑費になりやすいもの

建設業では、例えば次のような支出を雑費として処理することがあります。

  • 図面のコピー代
  • 少額の証明書発行手数料

会社によって勘定科目の使い方は異なりますが、このような少額で臨時的な支出は雑費で処理されることがあります。会社によっては額が小さく、すぐに一時的に使うような材料を雑費にしているところもあるようです。

うちの会社は額が小さくても材料は材料なので雑費にはしていません。そのあたりは考え方と購入頻度にもよるのかな?という感じですね。


雑費にしない方がいいもの

一方で、次のような支出は専用の勘定科目があるため、雑費ではなく適切な科目で処理するのが一般的です。

工具や消耗品

軍手やビス、マスキングテープ、文房具などは、通常は消耗品費で処理します。


ガソリン代

現場へ向かうためのガソリン代は、車両費旅費交通費など、会社で決めている勘定科目を使うことが多いでしょう。


電話代・インターネット・切手

携帯電話や通信費は、通信費で処理するのが一般的です。


駐車場代

現場近くのコインパーキング代は、旅費交通費で処理する会社が多いと思います。うちもそうです。


作業服や安全靴

仕事で使用する作業服や安全靴は、消耗品費福利厚生費など、会社のルールに従って処理します。


雑費が多すぎるとどうなる?

雑費が多少あること自体は問題ありません。

しかし、帳簿を見たときに雑費ばかりになっていると、

「どんな経費なのかわかりにくい」

という状態になります。税務調査官に怪しいと思われかねませんよね。

例えば、

年間の雑費が数千円程度なら気になりませんが、

何十万円も雑費になっていると、「本来は別の勘定科目では?」または「本当に事業用?」と考えられることもあります。

経営状況を把握しやすくするためにも、できるだけ内容に合った勘定科目を使うことをおすすめします。ちなみにうちの会社は雑費はほぼ無いです。数年に1回くらいしか出てきません。


勘定科目は会社で統一することが大切

実は、勘定科目には法律で「必ずこれを使う」という決まりがあるわけではありません

例えば、

ある会社では振込手数料を「支払手数料」として処理し、

別の会社では少額であれば「雑費」とすることもあります。

大切なのは、一度決めたルールを継続して使うことです。

毎回違う勘定科目で処理すると、帳簿が見づらくなり、経営状況も把握しにくくなってしまいます。


「迷ったら雑費」はおすすめできません

雑費は便利な勘定科目ですが、「わからないから全部雑費」という使い方は避けましょう。

例えば、

  • 消耗品費
  • 通信費
  • 支払手数料
  • 車両費
  • 旅費交通費

など、内容に合った勘定科目がある場合は、そちらを使う方が帳簿も見やすくなります。

雑費は、あくまでも「その他の少額な経費」を処理するための勘定科目と考えておくとよいでしょう。


まとめ

雑費とは、ほかに適切な勘定科目がない少額の経費を処理するための勘定科目です。

建設業では、少額の現場用品や臨時的な支出などを雑費とすることがありますが、消耗品費や通信費、車両費など専用の勘定科目があるものは、できるだけそちらを使うことをおすすめします。

帳簿を見返したときに「どんな経費にお金を使っているか」がわかりやすくなることは、日々の経理だけでなく、経営判断にも役立ちます。

迷ったときは、「この支出にもっと適した勘定科目はないかな?」と一度考えてみると、より整理された帳簿になります。

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