会社のクレジットカード払いの仕訳方法|購入時・引き落とし時をわかりやすく解説

※この記事には広告(アフィリエイトリンク)が含まれています。

材料費や工具代、ガソリン代などを会社のクレジットカードで支払うことも多いですよね。

でも、

「買った日に仕訳するの?」

「引き落とされた日に仕訳するの?」

「未払金って何?」

と迷う方も少なくありません。

実は、クレジットカード払いは「買った日」と「引き落とし日」で仕訳が2回発生します。

この記事では、会社名義のクレジットカードを使った場合の仕訳方法を、建設業でよくある例を使いながらわかりやすく解説したいと思います。


クレジットカード払いは仕訳が2回必要

まず覚えておきたいのが、クレジットカードで買い物をした時点では、まだお金は銀行口座から出ていません。

その代わり、

  • 商品やサービスは受け取っている
  • カード会社に後で支払う義務が発生している

という状態になります。

つまり、

  1. 商品を購入した日
  2. カード会社から引き落とされた日

この2回で仕訳を行います。


購入したときの仕訳

例えば、会社のクレジットカードで工具を11,000円(税込)購入した場合です。

仕訳

借方貸方
消耗品費 11,000円未払金 11,000円

なぜ「未払金」になるの?

クレジットカードで支払ったとはいえ、この時点では会社の銀行口座からはまだお金が出ていません。

代わりに、

「カード会社に11,000円支払う約束」

ができた状態です。

カードで支払ったとしても、現実にお金で支払いを終えたわけではない、未だ払っていない = 未払 という感じです。

そのため、「未払金」という勘定科目を使います。

未払金について詳しくは↓の記事を読んでみてください


カード会社から引き落とされたときの仕訳

翌月、銀行口座から11,000円が引き落とされた場合の仕訳です。

仕訳

借方貸方
未払金 11,000円普通預金 11,000円

これでカード会社への支払いが完了したことになります。


実際の流れで見るとこんなイメージ

例えば…

6月10日
工具を11,000円購入

仕訳

借方貸方
消耗品費 11,000円未払金 11,000円

↓

7月27日
カード会社から引き落とし

仕訳

借方貸方
未払金 11,000円普通預金 11,000円

このように考えると、とてもシンプルです。


建設業でよくある仕訳例

材料を購入した

借方貸方
材料費未払金

ガソリンを入れた

借方貸方
車両費(または旅費交通費)未払金

工具を購入した(10万円未満)

借方貸方
消耗品費未払金

高速道路を利用した

借方貸方
旅費交通費未払金

現場用の備品を購入した

借方貸方
消耗品費未払金

カード利用明細だけを見て仕訳してもいいの?

結論からいうと、会社の経理ではおすすめできません。

理由は、利用明細は正式な領収書として認められるわけではないという点と、カード利用明細の日付と実際に経費が発生した日が異なることがあるからです。

会計上は、基本的に商品やサービスを受け取った日(利用日)で経費を計上します。

そのため、領収書やレシートを保管しておくことが大切です。


よくある間違い

購入時に普通預金を減らしてしまう

例えば、

借方貸方
消耗品費普通預金

としてしまうケースです。

これは、まだ銀行口座からお金が出ていないため誤りです。

購入時は「未払金」を使います。


引き落とし時にもう一度経費計上してしまう

引き落とし日に

借方貸方
消耗品費普通預金

としてしまう人もいます。

これをしてしまうと、経費が二重計上になってしまいます。(同じ金額で消耗品費が2回計上されてしまいますね。

引き落とし時は経費ではなく、未払金を消す仕訳だけです。


会計ソフトを使えば自動化できることも

マネーフォワード クラウド会計やfreee会計などでは、会社のクレジットカードを連携できるものがあります。私は全てのクラウド会計を使ったことがあるわけではないのであまり勝手なことは言えませんが、今は多くの会計ソフトで連携することができると思います。

(私が使ったことがあるのはマネーフォワードとfreeeで、どちらも連携できます。)

カード明細を取り込めるため、手入力の手間を減らせるほか、銀行口座との連携によって引き落としの処理もスムーズになります。間違いが起こりにくくすごく便利です。

ただし、自動取得された内容が正しいとは限らないため、勘定科目や金額は必ず確認するようにしましょう。とくに勘定科目は・・・あれ?ということ正直ありますので、必ず確認作業はしましょうね。

私が今使っているマネーフォワードはこちら↓

【PR】

私が前に使っていたfreeeはこちら

【PR】



まとめ

会社のクレジットカード払いは、「購入した日」と「引き落とし日」で仕訳を分けて考えることがポイントです。

購入した日

借方貸方
経費未払金

引き落とし日

借方貸方
未払金普通預金

最初は少しややこしく感じるかもしれませんが、「カード会社への借金が一度発生し、それを後から銀行口座で支払う」と考えると理解しやすくなります。

会社のクレジットカードを正しく仕訳できれば、経理ミスも減り、毎月の帳簿作成もスムーズになります。

個人事業主・一人親方さんがクレジットカードで支払いをした時の仕分けについては↓の記事を読んでみてください

タイトルとURLをコピーしました