何かしらの組合に加入していると、年に一度総会があり、参加する機会もあるかと思います。
総会の案内を見ると、
- 「会費 10,000円」
- 「総会終了後に懇親会を開催します」
などと書かれていることも珍しくありません。
そこで迷うのが、
- 会費って書いててあるから、懇親会で飲食しても諸会費でいいのかな?
- 交際費にしなくていいの?
- 総会が終わった後に取引先と飲みに行ったらどうなる?
私も最初迷いました。今回は、このような疑問について解説します。
今回は組合の年会費のお話とは別です。年会費については↓の記事を読んでみてください。
総会の会費は基本的に「諸会費」でOK
組合や業界団体が開催する総会に参加するために支払う会費は、基本的には「諸会費」として処理します。
総会には、
- 議案の審議
- 活動報告
- 情報交換
- 会員同士の交流
など、組織の運営に関する目的があります。
懇親会で飲食が提供されたとしても、支払ったお金の主な目的は総会への参加費であるため、多くの場合は諸会費で問題ありません。飲食を伴って談笑するとなるとどうしても交際費が頭をよぎりますが、ここではひとまず諸会費で大丈夫なんだそうです。
仕訳例
総会参加費10,000円を現金で支払った場合
| 借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 諸会費 | 10,000円 | 現金 | 10,000円 |
飲食があるから交際費になるわけではない
「料理が出たから交際費になる」と考えてしまう方もいますが(私です)必ずしもそうではありません。
例えば、
- 総会参加費に懇親会が含まれている
- 総会の一部として開催される懇親会
このような場合は、一般的には会費として考えられるため、諸会費で処理するケースが多いでしょう。
一方で、飲食そのものを目的とした会合であれば、交際費として処理することもあります。
重要なのは、何に対して支払ったお金なのかという点です。難しいですね。うちの社長が出席するのは建設内装業関連の組合の総会だけなのですが、うちの場合はホテルで行われる組合の総会・(案内書に係れている範囲のもの)は諸会費で仕分けしています。
後で描きますが、組合の総会会場であるホテルを出てその後関係者と飲食をしに行った場合は別で仕分けます。
総会終了後に取引先と飲みに行った場合は?
ここがよく混同されるポイントです。
例えば、
総会終了後に、
「せっかくだから一杯行きましょう。」
という流れで取引先や元請会社の担当者と飲食店へ行った場合。よくありますよね。うちの会社の社長も毎年お取引先様と仕事の相談がてら寄り道wして帰ってきています。
この飲食代は、総会の会費とは別の支出になります。
一般的には、
交際費
として処理することが多いでしょう。うちの会社もそのように処理しています。
仕訳例
総会終了後、取引先との飲食代18,000円を会社のカードで支払った場合
| 借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 交際費 | 18,000円 | 未払金(クレカ) | 18,000円 |
総会の会費とは性質が異なるため、分けて考えることが大切です。
会費と二次会をまとめて支払った場合は?
例えば、
- 総会会費 8,000円
- 二次会 6,000円
を一緒に14,000円支払った場合でも、金額がわかるのであれば分けて仕訳するのがおすすめです。
仕訳例
| 借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 諸会費 | 8,000円 | 現金 | 14,000円 |
| 交際費 | 6,000円 |
このように分けておくと、後から帳簿を見返した際にも内容がわかりやすくなります。会合によっては2次会まではセッティングされていたりする場合あると聞きます。
領収書だけでは内容がわからないときはメモを残そう
総会や懇親会の領収書だけでは、
- 誰と参加したのか
- 総会だったのか
- 二次会だったのか
がわからなくなることがあります。
領収書の裏面や会計ソフトの摘要欄に、
- ○○組合通常総会
- ○○建設株式会社ほか2名と懇親
- 総会後の情報交換会
などとメモを残しておくと、後から確認しやすくなります。
接待交際費扱いになる部分については特に注意が必要です。また別の記事で詳しく解説したいと思いますが、金額に対しての参加人数など色々ありますので、丁寧に書いておいた方が安心だと思います。
私の場合は
弊社代表・〇〇株式会社〇〇様・〇〇工務店〇〇様 以上3名
のように全員の苗字まで記載しています。他何名ではありません。大人数だった時も全員書いてますねwそこまでしなくていいのかもしれませんが、安心です。毎度全員の名前を聞かれる社長はめんどくさいと感じているかもしれませんw
まとめ
組合総会の会費は、懇親会で飲食が含まれていても、総会への参加費という性質が強いため、「諸会費」で処理するのが一般的です。
一方で、総会終了後に取引先などと別に飲食へ行った場合は、総会とは別の支出となるため、通常は交際費として処理します。
迷ったときは、「何に対して支払ったお金なのか」を考えることがポイントです。支出の目的に応じて勘定科目を使い分けることで、帳簿もわかりやすく整理できます。


