労働保険とは何か
労働保険とは、「労災保険」と「雇用保険」をまとめた総称です。
どちらも、働く人を守るための制度ですが、役割はそれぞれ異なります。
労災保険とは
労災保険は、仕事中や通勤中のケガや病気に対して補償を行う制度です。
例えば、建設業でいうと、
・作業中の事故
・現場での転落
・通勤中の交通事故
などが対象になります。
建設業では特に重要な保険で、一人親方でも「特別加入」によって加入することができます。
→「一人親方の労災保険(特別加入)とは?」で詳しく解説しています
雇用保険とは
雇用保険は、失業したときや、育児・介護で働けないときに給付を受けられる制度です。
主に従業員を雇っている事業者が対象になります。建設用に多い一人親方の場合、雇用保険には原則加入できません。
建設業との関係
建設業では、
・労災保険は基本的に必須
・雇用保険は従業員がいる場合に必要
という形になります。
また、工事ごとに条件が異なるため、「一括有期事業」という制度が使われるのも特徴です。
→「一括有期事業とは?」で詳しく解説しています
年度更新とは
労働保険は、毎年「年度更新」という手続きが必要です。
前年の実績をもとに保険料を確定し、今年の概算保険料を申告します。
→「建設業の労働保険年度更新の流れ」で詳しく解説しています
よくある疑問
一人親方でも必要?
従業員がいない場合、雇用保険は不要というか、加入できませんが、労災保険は特別加入で対応できます。
加入しないとどうなる?
労災保険に未加入の場合、事故が起きたときに大きな負担を負う可能性があります。
また、元請から現場入場を断られることもあります。
まとめ
労働保険とは、
・労災保険と雇用保険の総称
・働く人を守るための基本的な制度
です。
建設業では特に重要な制度なので、仕組みを理解しておくことが大切です。

