建設国保とは?国民健康保険との違いとメリットをわかりやすく解説

建設国保とは?簡単にいうと職人向けの健康保険

建設国保とは、建設業に従事する人のために作られた健康保険制度です。全国にたくさんの組合があります。私が所属している会社の社長は個人事業主だった頃、全国建設工事業国民健康保険組合に加入していました。建設国保の中でも代表的な組合の一つだと思います。

建設国保は一般的な国民健康保険(市区町村の国保)とは別の仕組みで、主に以下のような人が加入対象です。

・一人親方
・個人事業主の職人
・建設会社に勤める従業員(条件あり)

いわば「建設業専用の国保」というイメージです。


国民健康保険との違い

一番気になるのはここだと思います。
大きな違いは「保険料の決まり方」です。

①市区町村の国保
・前年の所得で保険料が決まる
・収入が増えると一気に高くなる

②建設国保
・基本的に定額制(等級あり)
・年齢や職種で決まる
・所得が増えても急激には上がらない

つまり建設国保は、
👉 収入が増えても保険料が安定しやすい
という特徴があります。個人事業主だと、現時点では会社員のような社会保険に加入することはできないため、国民健康保険となります。すると、事業が軌道に乗ってくると、前年の所得で保険料が決まる国民健康保険だと、保険料が莫大になることが多いんです。収入が増えても保険料が安定しやすい建設国保に入っておくとかなり安心だと思います。


建設国保のメリット

①保険料が安くなるケースが多い
特に収入が増えてきた人ほど、市区町村の国保より安くなる傾向があります。

②将来の見通しが立てやすい
定額に近い仕組みなので、経費計画がしやすくなります。

③扶養の考え方が有利な場合がある
家族構成によっては負担が軽くなるケースがあります。


建設国保のデメリット

①誰でも入れるわけではない
建設業に従事していることの証明が必要です。(組合によるのかもしれませんが、しっかり証拠を提出して本当に建設業に従事していることが証明できないと加入できません)

②組合への加入が必要
地域ごとの建設組合に加入する必要があります。

③会社員の社会保険よりは保障が弱い
傷病手当などでは、会社員の社会保険の方が正直手厚いです。


加入条件と手続き

建設国保に加入するには、簡単には以下の流れになります。

①建設業に従事していることを証明
②地域の建設組合に加入
③建設国保へ申し込み

必要書類の例
・開業届の控え
・本人確認書類
・職種がわかる書類

組合によって多少異なるため、事前確認が必要です。詳しくは別の記事で解説します。


どんな人に向いている?

建設国保が向いているのは以下のような人です。
・すでに収入が安定してきた人また、今後仕事が増える見込みのある一人親方さんなど
・国保が高くて負担に感じている人

逆に、収入がまだ少ない段階では、市区町村の国保の方が安い場合もあります。


まとめ|知らないと損しやすい制度

建設国保は、建設業で独立するなら一度は検討すべき制度です。

重要ポイントは以下の通りです。

・建設業向けの特別な国保制度
・所得ではなく定額ベースで保険料が決まる
・収入が増えるほどメリットが出やすい

知らずに市区町村の国保のままにしていると、余計な負担をしているケースもあります。独立を機に一度比較してみるのがおすすめです。


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